
こんにちわ!第二種電気主任技術者のJunichi0218です。
ツイッターで下記の画像を紹介したところ反響が大きかったので、こちらの挿絵漫画を深堀しながら昭和時代の電験受験はどんな感じだったのかを考察していきたいと思います。
きっと電験合格に必要なものが見つかりますよ!

こちらは1987年に出版された「絵とき 電験三種突破テキスト自由自在」の挿絵漫画になります。
私の三種受験時にテキストを買いあさっていたら、アマゾンでたまたま見つけたので、興味があって買いました。35年前の本なのでさすがに絶版ですね。。。
先に所感を述べると

私は電験三種受験時にこの本の漫画を見て、とにかくがんばろうと背中を押されました。
昭和の頃の先輩方のパワーを分けてもらったような気がします。
どんな本に載ってたの?



絵とき 電験三種突破テキスト自由自在
突破精選問題370選 + 計算問題解法研究ノート
河村 博・松永三男 共著 オーム社
(本記事の画像・文章は上記の本より引用となります)

著者の河村先生は検索しましたが見当たりませんでした。
松永先生はS41年に一種を取得され、電力制御のお仕事をされていたようです。
まんがの先輩のモデルは松永先生?
この頃の電験三種は二日間で6科目受験し、全科目合格のみ免状が与えられるという、現行では考えられないハードな試験でした。
科目繰り越しもなし!
また二種・一種は面接があり、電気主任技術者としての人格も確認される高度な資格試験でした(現在の技術士試験に似てますね)。
挿絵漫画「茨(いばら)と栄冠の道」
まずは内容をどうぞ



テキストに起こしてみました
茨と栄冠の道
(まんがから抜粋しているため一部補足しています)
太郎は自分が歩んでいる道に悩みはじめた・・・
太郎はむしょうに電験一種に合格した先輩に会いたくなった・・・・・・
先輩は法科が好きであったが技術進歩のめざましい電気に魅せられてエンジニアになることになり、電気科に入って電験三種を目標に生きることに決心した
“人生はふとしたことで方向が変わるものだ”
学校から家に帰って家業(運送業者)の店の手伝いをする
遊びたいのをグットこらえて
在学中に電験三種合格!
卒業して会社(イラストから電力会社と思われます)に入る
二種を目指して
昼は会社の仕事夜は机に向って本を開く
電験勉強は“重い大八車をひいて、長い長峠の坂道をのぼるよなものだ”
入社3年目に二種合格
あとは一種・・・
しかし、そう簡単には行かなかった
長い受験生活で体を病んだが、体の回復を待って再び電験一種にいどんだ
最後の目標で三回も不合格・・・・・・
“石にかじりついて”
ついに栄冠を獲得!!(一種合格!)
太郎は先輩の話を聞いているうちにこんなことでは駄目だ”ガンバろう”と
彼は勇気がわいて来た。
全力をあげて戦え そうすれば道は開ける
石の上にも三年

文章にするとまるで小説のようですね。
体調を崩すまでとにかくがんばって学習に臨んでいた様子は尊敬するしかありません。
電験合格に必要なものはきっとコレ

それはきっと「継続力」だと感じました。
まんがの中にあった
電験勉強は“重い大八車をひいて、長い長峠の坂道をのぼるようなものだ”
が、すごく響くんですよね。
三種→二種とステップアップしていき、体調を崩しても一種に挑む姿勢がすばらしいと思います。
また当時の二種・一種は面接があったので、筆記試験のほかに面接対策もしていたのではないのでしょうか。とにかくインターネットもない時代に試験対策はかなり大変だったと想像できます。
今回のまとめ
旧試験制度時代をすこし覗いてみましたが、いかがでしたか?
電験に挑んでおられる方は、まんがを読んで是非モチベーションアップにつなげてくださいね。
(体調管理には是非お気を付けください。。。。。)

最後までありがとうございました。
インターネットで便利になった我々も大八車を引くぐらいの気持ちで電験にのぞめば、合格は夢ではありませんね!がんばっていきましょう!
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